リコッタチーズパンケーキ

ヴァンガードのデッキ考察したり、アイマス関連だったり、FGOやったり、EDHやったり、映画の感想書いたりするやつ

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『劇場版仮面ライダーゼロワン -REAL TIME-』

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「神が六日で世界を創ったのならば、私は60分で世界を破壊しよう」

 

「楽園か...知らないのか?この世界も悪くない」 

 

 

 

 

先月から既に大好評公開中の『劇場版仮面ライダーゼロワン-REAL TIME-』。

令和ライダー1号としての物語を昨年夏に締めくくり、今回はその後日談という事で同じ製作陣の『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』を思い起こさせましたが...

 

めっちゃくちゃ面白かった!!!!

本編見ててまだ観てない人はやってるうちに観てほしい!!!だからこんな時期にブログを書いてる!!!観て!!!観ろ!!!!ゼロワン見たことない人も観てもいいかもしれない!!

 

※ここからネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも仮面ライダーエデンというかエスのキャラがめちゃくちゃ魅力的。

本編最終回で顔出しした時は新たなアークの傀儡かよとか、ライダー大戦は劇場へ!かよとか冷めた目で見てたんですけど、実際お出しされたキャラクターが本当に良かった...。

デイブレイクで被害を受けたのはヒューマギアだけじゃなくて他のAIもっていうのは今後も話を広げられそうで良い着眼点だなーと素直に思いました。

序盤の安っぽい演説もエスの真の目的を考えれば理解できるというか、心底嫌いな奴らをなんとか調子づかせる為の芝居なんだなぁと。

楽園に選ばれたのはアバドンではなく襲われた人たちっていうどんでん返しは初見は膝を打ったし、楽園を追放されたアバドンの首魁がルシファーなのは納得するしかなかったです。あとあのシンクネット集団は確かに†ルシファー†とかいうハンドルネーム使いそうだしな!

エスに悲しい過去...されて、ここからエデンボコる空気じゃなくなったな...というところに颯爽と現れて「さぁ!俺をボコればいい感じに物語が締まるぞ!」してくれるルシファーの気遣いにはちょっと笑ってしまったり。

エスの最期も、破滅願望集団シンクネットの教祖ではなく、一色理人という1人の人間として愛する人とわかりあって終わる事ができたのが本当に救いだったなと。

 

ゼロワンレギュラー面子もすごく良くて、まず本編でなんだこいつ...ってなってたゆあちゃんがめちゃくちゃカッコいい...というか作中で一番仮面ライダー(物理)してたのゆあちゃんだった...

技術者として自らAIMSに行った亡も少ない出番ながらすごく良かったし、何よりAIMSのモブ隊員達がやっぱりコイツらプロだったんだな...と思わせてくれる大活躍だったのも良かったです。そしてそのモブ隊員に無双されるアバドンが後の展開のフリになってたのも話の作りが上手い...

野生のゴリラは迅とともにコメディ担当でもあったんですけど、キメらところはカッコよくキメてくれるのが本当にニクい。手すりでランペイジのマガジン回転させて落下しながら必殺技はカッコよすぎる...

迅も初期の無邪気キャラの面影があって懐かしい気持ちになったり。ただ勢揃いしてベルト付けるシーンで失敗して1人だけベルトぐにゃってたのは笑いました。

1000%も重くなりがちな話を拷問シーンで和らげてくれたり、裏方でめちゃくちゃ活躍してくれてすごく良かったですね。ただやっぱりお前が諸悪の根源だよ!!!周りからの扱いもそんな感じで雑だったのも笑えて良かったです。

滅はもうカッコいいシーンしかない。令ジェネの頃から砂川くんめちゃくちゃカッコいい...って言ってましたけど、今回はもうヤバい。ビルから飛び降りる→(フォースライザーの警告音)→着地(砂埃ブワァ!!斬撃ズバァズバァ!!)→ブレェイク...ダァウン...(劇場音響)はもう...男の子じゃん...カッコいいに決まってるじゃん...

というかなんか滅はめちゃくちゃ優遇されていて、とにかく見せ場が多かったです。全部カッコよかった。

そしてなんと言っても或イズ!!!

イズの扱いどうしてくるのかが気になってたんですが、滅以外は全員明確に旧イズと新イズを分けて考えていてそれぞれを尊重している。唯一旧イズを手にかけた負い目のある滅だけが旧イズと新イズを混同して見てしまっているという100点満点の扱いをお出しされてビックリ。そしてその唯一混同してイズを見ている滅のかけた一言がキッカケになって新イズがアイデンティティを得ていく...というのもめちゃくちゃ良かったです。ゼアの中で旧イズから新イズがメモリーを託されるシーンはもう本当に涙が止まらなかったですね...

或人も相変わらず1人で背負ってしまうんですけど(事実1人で背負いすぎてレギュラーキャラにはイズとしか会ってない)、旧イズのトラウマから声を荒げてまで新イズを戦いから遠ざけようとしたり、仲間にメッセージを残していくあたりは成長したなぁと。

ゼロワン、ゼロツーに変身してのアクションもすごく良くて、開幕の蓄光スーツのエデン対ゼロツーもカッコよかったし、ゼロツーの未来予測軌道も映画で見るとめちゃくちゃカッコいい!エデンの腕吹っ飛ぶのはこれニチアサ映画でやっていいのか??

ゼロツーが負けたのも相性負けっていう印象が強くてゼロツー自体の株が下がらなかったのも良かったですね。最強フォームの面目躍如といったところか。

リターンマッチのメタルクラスタ対エデンも、高橋くんのノールック変身がキレッキレでめちゃくちゃかっこいい上に、ナノマシンメタでメタルバッタをエデンの体内に忍ばせて体内から食い破るという戦略は頭良い!ってなりましたし、メタルクラスタがいつものBGM(デレレレレレレデレレレ)で活躍するのもなんか感慨深かったり。ただこれ主人公がやっていい戦術じゃない(褒め言葉)上に普通にビジュアルが怖い!

エデンの滅亡ビームを自分の装甲までバリアに変えて防ぐメタルクラスタも見られて、こういうのが見たかったんだよ...にとことん応えてくれてました。

ヘルライジングはマジで怖い。ゼロワン最終回後に姿を見せられた時はまーた社長が闇堕ちしてる...としか思わなかったんですが、まさかのエクストリーム自殺用フォームだとは全く見抜けず...。変身してすぐに「こ゛わ゛れ゛ろ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」って叫びながらベルトを殴りまくる主人公の劇場版限定フォーム!!!暴走して敵を殴る!!!変身者の負荷を全く考慮してない力で殴る!!!!腕折れる!!!「か゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」治す!!!ベキバキグチョバキィ!!!(滅茶苦茶な動きで戻る腕)...怖い...子供泣いてましたね...どうもスタッフには高橋くんを苦しい目にあわせたいゲイのサディストがいるような気がしてならない...でも苦悶に喘ぐ高橋くんの演技上手い...

散々恐怖を煽ってヘルライジングインパクト!!!(相手は生身)駆けつけるゼロツー!!!...ゼロツー?変身解除!イズでした!!!はもう勢いありすぎて最高。その後のイズだと気付いて正気に戻りかける或人の「イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ッ゛イ゛ス゛ゥゥゥゥ!?!??!!?」も迫真の演技で最高...

そしてやっぱり!!!教会で!!!互いに見つめあって!!!目が合ったら微笑んで!!!W変身!!!

W変身はマジでマジで良くて、この映画の魅力がはちゃめちゃに詰まった最高のシーン。或人とイズが真の意味で並び立って、令和の1号ライダーと2号(をオマージュした)ライダーが遂に揃い踏み!ゼロワンの待機音とゼロツーの待機音がはかったかのようにシンクロして!バッタも大暴れ!結婚式だろこんなん...

平成1号のクウガが初めて覚悟を決めて変身したのは教会でした。それならばとアンサーを込めて令和1号のゼロワンは最後の変身が教会になったのでしょうか。偶然の一致かもしれませんが、シリーズファンとしては込み上げてくるものがあったり。

そしてイメージってすごいなと思うのが、イズゼロツーを見た後だとゼロツーが女の子に見えてくるのがすごい。首元のマフラー意匠がイズのリボンに見えてきたり、2号ライダーモチーフの赤い差し色が女の子の色に見えてきたり...それを踏まえてポスターを見るとこれめちゃくちゃネタバレじゃん!!!って気付かされるのはプロの仕事だなぁと。

世界滅亡カウントダウンが残りわずかになってきた終盤、のこり1分30秒!...なんか見覚えあるなこの時間...と思った矢先にゼロワンゼロワンゼロワンゼロワン...あっこの映画最後まで最高のヒーロー映画だ!!!

 

というわけでまだまだ正直語り足りない感もあるんですが、本当に心の底から良かったと思える映画でした!!Vシネ滅亡迅雷も映画の後のお話ということでとても期待度が上がってます!

そのうち3回目も観に行きたいです!